Residence-3

住宅建築

S・I邸

西面外観

比較的間口の狭い敷地に建つ住宅です。また敷地に高低差があり、これを利用して計画を行いました。
ピアノ防音室、防水を重視する1階と地階を鉄筋コンクリート、開放感とプランの柔軟性を重視する2階は
木造とする混構造としています。また不整形な敷地形状に柔軟に対応した平面計画を行っています。

 

2階居間

居間は勾配天井とその高さまで開けられた窓により開放的な空間となっています。窓の外は隣接する
法面の植栽を借景として生かしています。

 

玄関ポーチ 玄関 1階和室
玄関ポーチ
跳ね出した2階部分が玄関ポーチの屋根となっています。コンクリート部分は打放し仕上げ。

玄関
廊下奥は1階和室。その横には浴室などの水廻りを集約しています。

1階和室
整形な畳と斜めの壁との差を利用し間に床板を設えています。手前の洋室にはミニキッチンを備え、セカ
ンドリビング、及び2世帯居住に対応しています。

 

居間から続く食事室は対話型のキッチンを備えながら、天井が高く開放的な食事室と低い天井で機能
的な台所部分が視覚的にも明確にゾーニングされています。

 

階段室

階段は段板のみのシンプルな形状とし、奥の窓からの採光を生かしています。堅牢なイメージの1階コン
クリート打放し壁と軽快な印象の階上2階の木造白壁が、視覚的にも混構造であることを印象付けてい
ます。

 

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