Residence-1

住宅建築

I邸

南東面外観

閑静な住宅地の一角にこの住まいがあります。長く直線的なアプローチの階段を経て玄関の扉を開けると
僅かに光が漏れる吹抜空間が人を迎え入れます。4〜5帖程の光庭を取り巻く様に部屋が構成され、ここ
を通じて自然の光と風を導き、どこに居ても家族がお互いの気配を感じ取れる様になっています。

家族は全員がピアノ愛好家で、この光庭に面した26帖の居間の大きな吹抜にピアノが置かれ、時には人
を招いてコンサートが催されたりもします。写真手前の南側庭には
ピアノの形のテラスもあったりなんかし
て、ちょっとした遊び心です。(^^)この住まいは、主の「白」という色へのこだわりから内外共に「白」がキー
ワードとなりました。住宅は、本来住む人が、機能的にも精神的にも快適に生活できる空間でなければな
らないし、単に奇を衒ったものや、コンクリート製の洞窟の様なものを、建築家の主観だけで押し付けても、
それは、その人にとっては巨大なオブジェでしかありません。そこに住む人にとってみれば、あくまでも「人」
が主役であって、「建物」は脇役であります。「家づくり」とは、建物が完成して終わるのではなく、人生の長
い道程の上に大きく白いキャンバスを立てた様なもので、そのキャンバスに向かい、夢を育て絵を画き続け
て行く作業にも似ています。その最初の大事な一歩を、建築設計という形でお手伝いできることは,非常に
光栄であり、喜びを感じます。

 

居間吹抜 玄関ホール吹抜

 

T邸

撮影:喜多 章

正面外観

見かけだけの和風建築が増えています。畳、塗壁、障子などのキーワードだけでは、本当の和風建築は
到底造り得ません。素材の組み合せの妙、完成されたプロポーション、又その敷地、個々の建築条件に
合わせて自在にアレンジ出来る設計力が求められます。設計者は、住宅建築を建築の原点と捉えます。
また、
和風建築を集めた特集を組んでみました。是非そちらの方も御覧いただければ幸いです。

特集-和風建築へ

玄関ポーチ 茶室躙口
  撮影:喜多 章

M邸

写真の住宅は新築時、北欧風の佇まいとバランスのとれたプロポーションで建築雑誌HIROBAの19
74年度ひろば作品賞を受賞いたしました。最近の日本の住宅は、上へ上へと建築が延び、軒の出も
ろくにないノッポな住宅が多いですが、改めてこの様な低く身構えたスタイルと豊かな軒の出を持った
住宅の美しさを再認識いたします。窓には無粋な外付けの雨戸は設けず、壁に内蔵しています。また、
玄関の壁と屋根を切離すことで、屋根の浮遊感を出し、軽快なイメージとしています。この住宅も幾度
かの改修、増築が行われて現在に至っています。

(07.12.05追記)残念ながら、現在はオーナー様が変わり、別の建物が建っています (_ _)

 

南西面外観 増築部分
写真は後の増築時、同時に既存部分の外壁もオリジナルを保ったまま改修され、この住宅に対する思い
入れを感じます。

 

西面外観 増築部分光庭

増築部分光庭の壁面がデザインされ、無味乾燥になりがちな空間にアクセントを添えています。

 

N邸

外観

開口部を大きく取ったほか、白いマッスを水平に伸びやかに構成することによりスケールの大きなダイナ
ミックな建築となっています。金属や自然石などの異種材料が巧みに調和され、ある種日本的な表情も
醸し出されています。

 

ポーチ 玄関ホール 居間、食事室

 

T邸

外観 ポーチ 中庭
水平を基調とした構成は、玄関庇にも反復されます。その中でサイドの円筒の壁が大きなアクセントと
なっています。

 

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